書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

書道授業と私

10あまりの宿題をこなし、前日まで作品の選別に時間がかかって 必死だった6月も終わりました。 書道専門の大学で学ぶ、社会人というか大人というかの大学生な私。 専門性も高く、レベルも高い人たちばかりなので、 できるだけ隅っこでコソコソしていたい…

書道アイテム【印泥】

作品を作った時にしか出番はないけれど、 なんだか宝物のようなアイテム「印泥」(いんでい)。 印を押すときの朱肉です。 モグサの植物繊維と油が原料となっています。 赤く丸まっていますが、 最初は平らなものを"ヘラ”で練ってお団子状にまとめてから使い…

沈香

ボーッと魂の抜け殻状態になることもしばしばあって なかなか物事に集中できない時があります。 気分を変えることが一番良いのですが、 私は香りで気のプラスマイナスを補っています。 以前アロマも使っていたのですが 最近はもっぱら「沈香」(じんこう)とい…

花の美学を学ぶ

久しぶりの花の投稿です。 花の稽古修行に行ってきました。 「美学を学びに来てるんでしょ? こんな花をいけるんだったら家でやっていればいいのよ。」 できた作品を見せては 厳しい評価の言葉にズドーンといちいち落ち込みながら挑む稽古は やはりピンと背…

落款印。好きな言葉を作る

落款印を作ってもらいました。 落款印は書画作品が完成したときに押す印。 書の右肩に押す印は関防印と言って、自分の好きな語や座右の銘などを入れる。 これに「無一物」と彫ってもらった。 本来無一物は禅語で 存在する物は、本来すべて空(くう)であるから…

心身のリセットができる石

どうしても行かねばならないと思い、 先日の浅草寺の帰りに「石」のお店に行った。 いわゆるパワーストーン。 心のモヤモヤ、ふと方向性が分からなくて止まってしまったりとか、 癒しが欲しい時、 こういう時期が訪れる時に助けを求めるように。 結構客観的…

心身のリセットができる場所

心のモヤモヤが多くなると決まって神社仏閣に行きたくなります。 昨夜「祈り」の言葉が突然浮かんで、浅草寺へ。 神社やお寺は私の弱った心身のエネルギーチャージの場所。 辛かったものがふっと抜けるのが、家に帰ってからよくわかる気がします。 そして待…

墨と硯

固形墨のすり方は 硯の陸(りく)、硯の平らな部分に水を少量落とし、ゆっくり摺る。 墨の色が良くなる頃に海(うみ)、硯のくぼみ、液体がたまる部分に流していく。 これを繰り返す。 陸や海・・硯を大地の表現とするところがとても素敵です。 かな書道の場…

書道講師カリキュラム無事修了

続けていた書道講師養成のタームが終わりました。 意外とスムーズに合格できて修了しました。 修了・・と言っても終わりがないのでまだまだ続けますが、 一つクリアしたことに喜びを感じています。 今年の初めに新聞社の賞を頂いたのもちょっとステップアッ…

欲速則不達

欲速則不達 「速(すみ)やかならんと欲(ほっ)すればすなわち達せず」 何事も早くしよう、早く願いを叶えたい、と思うとかえってうまくいかない。 という意味。 ゆっくりやることの大切さ。 あれこれ経験を重ねて私もやっと分かった気がする・・ 随分と時間を…

熊谷守一美術館へ

熊谷守一美術館に行ってきました。 36周年展ということでたくさんの作品をみることができました。 映画「モリのいる場所」を観てから、なんだかさらに好きになった熊谷守一さん。 樹木希林との夫婦役もなかなか味がある。 彼は岐阜県中津川出身。 私も岐阜県…

洗わない筆

小筆は洗わない。 水を含ませた紙で拭って墨を取る。 この加減が難しく、拭いたりないと筆が固まりすぎたり、 水を含ませすぎると良い具合に固まった筆にまとまりがなくなる。 そんな具合で使った後の始末は大切になる。 だんだん分かってきた。 でもたまに…

映画・マインドフルネスの教え

ティク・ナット・ハンの「Walk with me マインドフルネスの教え」という映画を観た。 彼はベトナム出身の禅僧で、ダライ・ラマのような平和・人権運動家。 瞑想などで悟りを導く、世の中を平和に導く活動家の1人です。 印象に残った言葉がありました。 花を…