書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

さみしい別れ

教え子たちの旅立ち。 昨日で最後のお稽古でした。 わけもわからず始めたであろう、書道のお稽古も2年間が終了しました。 色々大変なこともあったけど、最後に生徒の男の子から可愛いメッセージをもらいました。 「さみしい....」 ....がなんとも寂しく感じ…

書は苦なり

書を教え始めたころから、 単なる字を教えるだけでなく、書道を通じて人として大切なことも学んでほしいと思っていました。 先日の小学生のお稽古で、 「書は〇〇なり」 この言葉の〇〇に入る言葉は何でしょう⁇ という問題を出しました。 みんなそれぞれ、 …

急がないことを学ぶ

なんでも早い方が良しとされているけど、ゆっくりでいいこともある。 何十年かかってやっと到達したこともある。 地球の動きや動植物の成長、歳をとるのも早くできない。 無理やりコントロールしないことが大切。 よく分からないまま教室に入って、眠いとか…

自由に風に吹かれて。

墨の花

目の前にあった花を思いのままに描いてみた。

あけましておめでとうございます。 年末年始も移動三昧だったのですが、いつもの日常に戻り気持ちも落ち着いてきました。 今年の書初めは「色」 毎年書初めをしていますが、うーんと悩んで思いついた言葉。 昨年よりも日常に色を添えられますように。

今年最後のお稽古

書道教室でカレンダー作りのための飾り作り。大量に作りました。 辰、龍、竜の字の歴史と字の違いを教えながら、生徒に書いてもらいました。 2023年、皆さんおつかれさまでした。

パリへ

ミラノからパリへ移動。 書道展も色んな気付きや出会いがありました。 合間の散策でオテル・リッツへ。 カフェだけでもと思ったのですが、満席で入れずにホテル内を見学して帰りました。 夜はカジュアルなお店へ。モヒートを楽しみます。

ミラノ滞在

今年3度目の海外渡航です。 トランジットのために立ち寄った、ドイツのフランクフルト国際空港。 素敵な絵が描かれていて思わず写真を。 パリの書道展示会へ行くのに前もって色々予定があり、ミラノに到着しました。 少し時間があったので、Santa Maria dell…

ヘタクソーレッスン

年中、年長、小学生に書道を教え始めてだいぶ経ちました。 そんな内容のブログは意外と書いてないことに気付いたのですが、自分で言うのもなんですが、私はなかなか子供に人気があるようで、友達みたいになって教えています。 でも園児は正直なので、前でお…

締め切り

今年の秋にフランスで展示される書作品づくりに集中していた日々。半年間筆法を学び同じ字を書き続けて、ようやく追い込んだこの一ヶ月。 特に家のゴタゴタも重なったり移動したり、落ち着かず気持ちも向かない日も多く、奮い立たせて書いたかもしれない。 …

展示会書作品づくり

フランスでの書作品展示に向けて、いよいよ追い込み期間です。 半年ほど前から準備を重ねてきて、何枚も何枚も書いて捨てて、 反古紙(書き損じ)の山の中で作業を重ねてます。 書道は書き直しができない一回性のものなので、筆を置いた瞬間、 ため息や独り言…

私の卒業式

2年間の書道の大学課程が修了し、卒業しました! 大量の課題、そして昔から継続してやっている毎月の作品提出、時々展示会の作品作りなど、 修行のような毎日を送りながら、時に疲れて放心状態になったり、気分が向かないと全くやる気にならず… そんな気まま…

京都の旅と書

京都に行ってきました。 烏丸御池付近のホテルに泊まったので周辺散策をしていると、とても雰囲気のある柚味噌屋さんに出会いました。 京都ならではの上品なお味噌をお土産にと選んでいると、 「柚味噌」という大きな字が。 ご夫人にお伺いすると、あの魯山…

春から

もうひとつ、書道の教室を受け持つことになりました。 去年は何もなかったな〜と思ってたら、意外と変化があったようで我ながらあきれてしまう。 できるだけ身の丈にあった、自分にとって無理のないやり方を身体で覚えてきている。 調子がいいと、すぐに調子…

新たなミッション

今年の秋に開催される海外の展示会に向けて、金文体を集中して練習することになりました。 今は臨書の段階ですが、これから創作に入っていきます。 古いもの、海外の文字になんだか懐かしさやロマンを感じる私。 金文は甲骨文字の後頃、殷〜周時代頃に発見さ…

今年初めの書道お稽古

子供たちの元気いっぱいなお稽古が今年も始まりました。 モヤモヤしていた気持ちもすっかり忘れる程、元気とエネルギーをもらって帰りました。 何もない、真っ白な心の状態になることはなかなかできないけれど、できるだけ無心の穏やかな心でいたいですね。 …

人生の転機と節目

どれも「兎」の字。 古代文字から草書体まで、私たちが使う文字は時代によって変化していた。 私たちの人生も移り変わって良い時期もあれば停滞する時期も、それぞれある。 その人それぞれの星の動きがあり、私個人の星の動きがまさに節目を迎えた頃でした。…

流れ

自然のままの枝の流れ。 偶然に生み出されたものはとても美しい。 書も一生懸命書いたものも良いけれど、 失敗したり、練習で試し書きしたもので偶然に重なった線の方が良かったりすることもある。 (程度によるけど…) 自然体でのびやかな枝のような線が書け…

かな書道

平安の書は美しい。 自分なりに書いたり好みの色合いで。

筆との相性 魂が宿る筆

通っている書の大学で、筆供養という行事があった。 筆にはその書き手の魂が宿るため、使い古した筆をきちんと供養する。 仮名用の小筆は「命毛」と言われる、線の命となる毛があって、それがくたばってしまうと上手く書けない。 まだまだ未熟な私は、筆が古…

変化を地道に積み上げる

今月は少し余裕があって、 修行のように書の練習をしたり、書道を教えに行ったり、古書を漁りに行ったり勉強したり、そんな感じで日々過ごしている。 そして時々、旅。 般若心経は、全部書き上げると4時間程かかる作品になるが、毎月の課題として完成させる…

自分に合うものを探し、深める。

先日の書道試験の合格の通知が届いた。 自信がなく随分落ち込んでいたけど、ホッと一息でお礼参り(大げさ?)に行った。 やっと少し余裕が出てきて、また新たな心持ちでいる自分がいる。 勧められて、1ヶ月程前から全く小麦製品を摂らなくなって、少しずつ体…

抹茶の日常

楽茶碗と一保堂のお抹茶。 毎日のお抹茶生活を始めました。 今月も重要な書道の試験があり、なんだかいつも心落ち着かない日々… 書道の集中は呼吸が止まってしまう。 ヨガに行き呼吸に意識を置くと、それにハッと気付く。 抹茶を立てる時間と飲む瞬間の深呼…

8月の展示会が終わって

旅人のように移動を繰り返した8月もそろそろ終わり。 出展した大阪のギャラリーにも行ってきました。 色々な出会いもあり、刺激もあり、何となく今は先のことも考えられない時期なんだけど、 大阪、京都の旅を通してふと感じたこともある。 こちらは賞を頂い…

ギャラリー展示

8月19日から3日間、大阪のギャラリーで書の作品が展示されることになりました。 お盆中も通っている大学・美術館内で受賞作品の展示があったりと 8月も忙しくなりそうです。 書道の講師試験も無事合格して、ここしばらく休息モードも束の間、 まだまだ…

書くことと願い事。

毎日暑い日が続きますね。 今日から7月。今年も半分終わり、そして後半が始まる。 7月は文月。 文月の語源は、七夕で短冊に願い事を書いたり、歌や文字を書き、書道の上達を祈ったりすることに関連しているとも言われています。 願い事は書いて貼っておくと…

成績のはなし

書道の大学で金賞を頂き、 また別の書道展で入選し、夏に大阪で展示される予定です。 いつも納得がいかないままですが、 続けてチャレンジしている自分をたまには褒めてあげよう。 自己肯定感…そろそろ上げなきゃなーと思うこの頃です。。

心開く

「開」 心開く、花開く、 閉じていたものがひらく。 閉じがちな気持ちを開いて解してあげよう。

篠田桃紅展へ

岐阜、横浜と観に行っているのですが、今回東京で開催されている 篠田桃紅展へ行ってきました。 以前行った時の記事も・・ syotohana.hatenadiary.com それぞれに違った展示作品があり、何度見ても新たな発見、強さと繊細さがあります。 ほっとさせるという…