書と花日記

「書」と「花」の表現の道を歩む日記

余白と無駄が好き

空間を埋め尽くすほど鮮やかに、というよりは余白がたくさんある方が好き。 フラワーアレンジは前者、和の花は後者とも言えます。 花も人も、密着より心地良いスペースがほしい。 時間も、無駄のない効率化より、ちょっと遠回りして色々発見したい。 その間…

秘すれば花なり

世阿弥の風姿花伝からの言葉。 「秘すれば花なり 秘せずは花なるべからず」 存在を語り、自分を主張するのが現代では大切に思うけど、 この言葉は日本の精神性だなと思う。 秘めるからこそ花になる。 自らアピールすることではない。 本物はひっそりと隠れた…

流れ

時の流れ 気の流れ 風の流れ 「流れ」は、停滞しないことを言う。 いつまでも一定でなく、変化し続けるもの。 「無常」という言葉にもあてはまりそうです。 「枝の流れ」も一定でなく、伸びる方向も様々。 そんな良い流れの植物を見つけ出すと嬉しくなる。 …

愛おしい気持ち

ひとり時間が好きで、 子供や飼っている動物もいないので、 愛おしいという気持ちはかれこれ何年も?味わってないのですが、 (あまり良くないことですね…) 今日花を生けていて、 野菊のほんのりとした香りが漂ったとき、 なんだかとても愛おしい気持ちになっ…

野生児の菊

栽培された菊をイエギク(家菊) 野生の菊はノギク(野菊) と言います。 昔習っていた流派の生け花は、 大輪でデーンとした存在感のある菊だった。 一般的によく見る菊。 野生の菊はこんなに魅力的なのか… と最近よく思う。 小ぶりで、真っ直ぐでなく、 あちこ…

生命力

ススキ。 花言葉は「活力」「生命力」。 自然にどこでも見かけるススキは、 風に揺れながらも強く倒れない。 秋の寂しげな空き地や土手に生える草。 ピン、と背筋を伸ばす緊張感と生命力は 見習いたいものですね。

強く、たくましく生きる

よく見る雑草、セイタカアワダチソウ。 田舎に住んでる時は、雑草だらけで草むしりが嫌なぐらいだった。 今東京に住むと、道端に生えてる雑草すら貴重な存在。 街路樹の良い枝を切って持って帰りたい衝動に駆られて、 何もしてないのにビクビクしながら帰る…

型にはまらず這い上がる

撃沈から1ヶ月。 syotohana.hatenadiary.com いろんな心の変化があった。 そして今日は気持ちを整えて、いつもよりは良い作品ができた。 先生からお褒めの言葉を頂いた。 大人になっても褒められるのは嬉しい。 否定されるのが嫌なのは、未熟者と、 あと自分…

ストイックと燃え尽き症候群

書の課題と試験のため、長時間の練習を毎日毎日。 そして、もともと健康に気を遣ってはいるのですが、体のためと思い、 甘いもの制限とほぼベジタリアン生活をこのところ続けていて、 ストイックな生活が続いたので、ただいま緩んでいるところです。 日本の…

美しい稲穂

秋の気配。 秋がいちばん好きかも。 今は都会に住んでるから周りの風景から自然や四季はあまり感じられないけど、 田舎に帰ると身近に感じる実り。 田舎に住んでいると感じられないけど、都会に済むと欠乏感に変わる。 都会に住むと田舎が恋しくなる。 ない…

美しい毒草

季節の花 ススキとトリカブト。漢字では"芒と鳥兜"と書く。 鳥兜は英名で "monkshood" 。 これは「僧侶のフード(かぶりもの)」の意味を表すようです。 花言葉は「人嫌い」・「復讐」など… 可愛らしく美しい姿でも、毒を持つ花。 深入りすると危険が伴う。…

何も考えない時間

何も考えてない時間の方があっという間に過ぎる気がする。 ぼーっとしたり、何かに没頭したり、書や花の時間、ヨガの瞑想の時間など… 書や花は何も考えてないのか。。と思われそうですが、 理屈で考えない感じるものだと思ってます。 この夏のお休みの間、好…

季節の花【カライトソウ】

唐糸草。(カライトソウ) この名前は、中国(唐)から伝わった美しい絹糸に見立てたことが由来。 学名はSanguisorba hakusanensis "Sanguisorba"の Sanguisは血液 Sorbereは吸い上げる の意味。 学名の意味を知ると毒毒しい想像をしますが 美しく揺れる赤ピン…

表現は心のあらわれ。

自分の心にあるものが表現としてあらわれる。 繊細な人は繊細に、 大胆な人は大胆に、 尖った人は尖った風に・・ 表現力を養うということは、 自分の精神を養うこと。 チベットのタンカ絵師になるための学校では、 朝早く起きて仏法を学ぶことから始まる。 …

花の美学を学ぶ

久しぶりの花の投稿です。 花の稽古修行に行ってきました。 「美学を学びに来てるんでしょ? こんな花をいけるんだったら家でやっていればいいのよ。」 できた作品を見せては 厳しい評価の言葉にズドーンといちいち落ち込みながら挑む稽古は やはりピンと背…

季節の花【芍薬】

小さな器・織部焼の香合

小さな小さな器を手に入れた。 織部焼の香合。 香合は茶道具の一つでお香を入れる器。 その用途で購入したわけではないけれど、惹かれて購入。 織部の絵付けと、手仕事ならではの微妙な歪みがなんともグッとくる。

二十四節気と花【利休草】

早くも大雨の被害がある地域もあるようですが・・ 今の東京はみずみずしく感じます。 5月21日は二十四節気の「小満」。 万物が次第に満ちる時期 気候が良く、若葉は繁り、生物は息づく。 利休草で清々しく入れてみました。

気の良い部屋で咲き続ける花。

かれこれ1ヶ月以上、花瓶の中で咲き続けているミヤコワスレ。 元気がなくなると、水を換え、水切りしてあげるとまた復活する。 こんなに小さい可愛い花なのに生命力が強い。 でも紫色のミヤコワスレは早々に枯れてしまった。 詳しい人に聞くと、あなたの家の…

茶花と自由花【リョウブ】

姫リョウブ。 漢字で書くと「姫令法」 別名ハタツモリ。 リョウブは若葉が食料になることで、 昔、飢饉に備えるために採取と保存を法令として命ぜられたことから、この名前が付けられたとのこと。 別名ハタツモリは(旗積り、畑積り)と書くようです。 名前…

茶花と自由花【梅花空木】

梅花空木(バイカウツギ) 黒釉の焼き締め鉢とともに。 毎日あれこれ、書と花に向き合ってます。

自分らしい生き方って・・

木瓜(ボケ) 四方八方にのびのびしている枝が面白いな〜と1本挿ししてみました。 植物は制約がないから、条件がよければその花の性質に合わせて 伸びに伸びてあちこちで花を咲かせる。 人間はどうだろう。 ある程度型があった方が生きやすい人。 型にはま…

花を「生ける」「入れる」の違い

茶花は「花を入れる」と言います。 床の間に置く花は「立てる」と言うようですが、 それは人間が考えた形式の中に沿うように形作ること。 「入れる」は、詰んできた花をそのままではなく、花が美しく見えるように最小限の手を加えたり、要らない枝や葉などを…

茶花と色の使い方

ウチの壁にはこんなアクセントカラー(ピンク)が使ってある所がある。 ここを背景にしてみたらどうかと思い写真を撮ってみたら 春の清々しい色の花に意外と合ったようです。 茶花というと、派手な色は使わない、そして香りのする花も避けるイメージ。 伝統…

ミニマルな茶花と世代感。

こんな、流れのある花が好きだ。 一種でも存在感がある。 バイモ(貝母)は茶花によく使われるようです。 花器はピンとくるものを買いますが、なかなか集まらない。 こちらは京焼の花器。 花をやっていても花の名前や育て方は残念ながらそう詳しくない。 生…

ユキヤナギの自由さ

細やかで繊細なユキヤナギ。 でもそれぞれの方向性は違う。 細くしなやかに強くのびのびと生きたいですね。 「愛らしさ」が花言葉。

手習いと目習い

書道でよく、「手習い」「目習い」と言われる。 手習いはその通り、何度も書いて身につける。 手を動かすことで感覚を鍛える。 でも一心不乱に字ばっかり書いていてもダメで、 良いもの、本物を見る目を養うことも必要ということ。 自分の小さな世界から外を…

花の稽古道場

「稽古」っていう言葉を調べると、 芸道に共通して使われる、主に練習を指す言葉である と出てきます。 なるほど、日本の芸道はあんまり練習という言葉が合わない気がする。 私は茶花をやっていますが、 流派に属せずに自分の感覚を養う、という型にはまらな…

大人になってからの学び直し

色々とやってきても自分の道が定まらずにいた過去があって、今がある。 落ち着かずに旅にばかり出ていた過去もありますが、 色んなものを見たり経験したりして近づいてきた書と花。 人生を重ねてきたから、良いと思えるものが分かってきた。 そんな「道」を…