熊谷守一美術館に行ってきました。
36周年展ということでたくさんの作品をみることができました。
映画「モリのいる場所」を観てから、なんだかさらに好きになった熊谷守一さん。
樹木希林との夫婦役もなかなか味がある。
彼は岐阜県中津川出身。
私も岐阜県出身なので親近感がわく。
苦労を重ねた人生の人ですが、自然体を貫いた強い人でもある。
地位や名誉には目もくれず、自分のペースを崩さない。才能はある人なのに、お金のために何でもやる、という人ではない。
文化勲章も辞退している。
その人となりが、絵のタッチや書にもほんとうに表れているなーと思う。
ほんわかした気分になれる。
きっと純粋で子供の心をもった温かい人だったんでしょうね。
「書は人なり」と言うけれど、守一さんの書を見るとなるほどと思う。
この美術館の建物も素敵な造りです。
あたたかな気持ちになれる美術展でした。