書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

書道具・唐筆と和筆

最近よく使うようになった唐筆。 赤色の軸がお気に入り。 唐筆とは中国の筆のこと。 日本の筆との違いは、先端の繊細さ。 中国の細筆を一本持っていますが、日本のかな用のような命毛やバネがあるものではなく、毛が硬めで弾力が結構あります。 書道具屋さん…

いろんな器・心の器

いろんな「器」 人の懐の深さの表現にも使われる言葉。 ちょっとしたことですぐに顔を真っ赤にして怒ってた父親は、器の小さな人間だなーといつも思ってた。 人格者は常に心穏やかだ。 自分を客観視できて、自分が何者かを知り、優しいだけでなく厳しさもあ…

旅欲

東京の暮らしをしていますが、先週は福岡に滞在したり…の生活。 (本拠地はとりあえず福岡なのです・・) 一箇所に根を張って生きるより、 こんな移動スタイルが昔から好きな私は、「旅欲」が強い。 昔はよく海外一人旅に出かけたり、 思い立って週末突然ふ…

季節の花【カライトソウ】

唐糸草。(カライトソウ) この名前は、中国(唐)から伝わった美しい絹糸に見立てたことが由来。 学名はSanguisorba hakusanensis "Sanguisorba"の Sanguisは血液 Sorbereは吸い上げる の意味。 学名の意味を知ると毒毒しい想像をしますが 美しく揺れる赤ピン…

表現は心のあらわれ。

自分の心にあるものが表現としてあらわれる。 繊細な人は繊細に、 大胆な人は大胆に、 尖った人は尖った風に・・ 表現力を養うということは、 自分の精神を養うこと。 チベットのタンカ絵師になるための学校では、 朝早く起きて仏法を学ぶことから始まる。 …

鈴鹿墨

最近手に入れた墨。鈴鹿墨。 三重県の鈴鹿市で作られる、とても良質な墨。 伝統工芸品にも認定されています。 箱を開けた瞬間、濃厚な墨の香りが漂います。 金が施してあって、見た目もかっこいい。 濃く摺った時と、水分を多く含む時の色の変化があって の…

美術館巡り〈サーリネンとフィンランドの建築展〉

汐留美術館で開催されているサーリネンの建築展に行ってきました。 建築やインテリアとも関わってきたことや フィンランドにも一昨年行ったこともあり、 興味深い内容の美術展でした。 サーリネンの建築理念を育んだといわれるフィンランドの土地、 美しい森…

霖雨

霖雨(りんう) 何日も降り続く雨のこと。 時候の挨拶文では 「霖雨の候」 とありますが、6月中〜下旬に使われます。 もう7月に入ってしまいましたが・・ 綺麗な言葉ですよね。

いろんな道

いろんな「道」の書き方がある。 同じ字でも表現の仕方が違います。 「道」と読めなくても道。 生き方も、 キレイなまっすぐな道を行かなくても大丈夫。 それぞれの道がありますよね。

人生論「50にして天命を知る」

自分の使命は何なのか… 何をするために私は生まれてきたのか… と時々壮大な悩みをふっと思い続けたり悩んだり。 昔そんなとき 孔子の言葉を見つけました。 子曰く、吾れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六…