書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

花を「生ける」「入れる」の違い

f:id:mforest205:20210421092536j:plain

茶花は「花を入れる」と言います。

 

床の間に置く花は「立てる」と言うようですが、

それは人間が考えた形式の中に沿うように形作ること。

 

 

「入れる」は、詰んできた花をそのままではなく、花が美しく見えるように最小限の手を加えたり、要らない枝や葉などを切ったりすること。

 

生ける」は生かしておくために、何かに入れる。

  

茶花では、生けるではなく、美しく整えて「入れる」と表現します。

 

ちょっとした表現の違いですが、このような意味があるんですね。