自分の心にあるものが表現としてあらわれる。
繊細な人は繊細に、
大胆な人は大胆に、
尖った人は尖った風に・・
表現力を養うということは、
自分の精神を養うこと。
チベットのタンカ絵師になるための学校では、
朝早く起きて仏法を学ぶことから始まる。
いくら技術が伴っても、心がないと伴わない。
良い線を描けても深みは増さない。
何かに囚われていることとか、
自分の中にある感情がそのまま表現となっていくから、
その人がどんな人か、見る人が見れば分かる。
私が緊張しているとき、
ギュッと心が閉じている時、
見透かされたことがあった。
それが作品になっていたようです。
まずは自分をニュートラルに整えること、
それが表現力の第一歩なのかもしれない。
タンカ絵師のような仏法は学べないにしても、
私は時々の写経で心を整えています。
(今日の花は桔梗です)