書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

書道と習字と芸術

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小学校では「習字」の授業がありましたね。

習字というぐらいなので、字を習う授業ですね。

日本人として美しく正しく書くことが求められる書写。

 

どこに点を書くとか、線はどこが長いかとか、筆順や字形などの基本を学んで生活や社会に生かすための能力をつけること。国語の分野に入るようです。

 

高校からは「書道」となり、芸術科に属する分野になります。

生活や社会で生かすことはもちろん、日本の伝統の書を深く知り学んで自分の表現方法を勉強します。

正しく書くことからさらに一歩進んで、線の流れ、速さ、かすれ、にじみ、文字の配置、余白など・・ですかね。

 

お手本があるので、初めはその通りに書くことが求められるけど、

芸術となると、その一歩先に進んで "自分の字"を書くことになりますね。

 

美しく、バランスが取れて、味があって、深みがあって・・

という抽象的な言い方しかできないけど、

その人自身がもっている魂を、人に共鳴させられるかどうかなのかな、と思う。

 

まだまだちっぽけな私は、安定感と自信のなさが表現されてしまうかもしれない。。

 

人はそれぞれ生まれ持った自然界の四元素(火・土・風・水)の性質があります。

私は「風」の性質が強く、フワッとしている自覚があるので、根を強く深く張っていくのがこのところの目標でもあります。

 

腹が据わり、情熱とエネルギーに満ち溢れた自信が付くまでに

精神の鍛錬が必要だと思いますが、

勉強しながら人としても大きくなりたいなぁと思います。