親から否定されることが多く、
思ったことを言うのもできず、
常に顔色を伺い、
できるだけ感情を出さないようにしていた私の幼少期。
できるだけ目立たないよう、
波風が立たないよう、周りに敏感になる。
自分で考えたり、
自分で決めることが
いちばん創造力には必要で、
それができなくなると、
自信がなくなり、自分を伸ばすことができなくなる。
そんなこんなで大人になっても鬱積していた頃、
心理を学んでいた時に、ルドルフ・シュタイナーの思想に共感して、
シュタイナー教育というのがあるのを知りました。
一言でいうと個性の尊重を重視した「自由教育」的な教育法。
そして今、私が書道で担当する保育園は、
モンテッソーリ教育を基礎においています。
こちらは「自己教育力」
自分で考え、自ら学ぶ力を養う。自主性、責任感、思いやりを育てると言います。
「この通りにしなければならない」という、
一方向に教えられた通りにやることより、
間に自分で考える余白を与えることも大切。
日本文化は、ある程度の「型」が決まっていて
それを根強く残して存続しているものが多く、
日本の芸道のように「道」が付くもの、書道、華道、茶道、剣道、などは
型が決まっていて、それが精神的なものにも繋がります。
こういった伝統芸能的なものは、自由度や創造性からは離れてしまいそうですが
「型」の中の自分らしさを忘れてはいけないなと思います。
まずは型を学び、自分に浸透させ、それから自分の型を作り出す。
これも創造の世界ですね。
ただ真似るでなく、自分で考える。
型を忘れず、程よく型から離れて自由に。
そして心も解放させる。
みんなが楽に楽しめる世界を目指して^ ^