書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

茶花と自由花【梅花空木】

梅花空木(バイカウツギ) 黒釉の焼き締め鉢とともに。 毎日あれこれ、書と花に向き合ってます。

自分らしい生き方って・・

木瓜(ボケ) 四方八方にのびのびしている枝が面白いな〜と1本挿ししてみました。 植物は制約がないから、条件がよければその花の性質に合わせて 伸びに伸びてあちこちで花を咲かせる。 人間はどうだろう。 ある程度型があった方が生きやすい人。 型にはま…

花を「生ける」「入れる」の違い

茶花は「花を入れる」と言います。 床の間に置く花は「立てる」と言うようですが、 それは人間が考えた形式の中に沿うように形作ること。 「入れる」は、詰んできた花をそのままではなく、花が美しく見えるように最小限の手を加えたり、要らない枝や葉などを…

茶花と色の使い方

ウチの壁にはこんなアクセントカラー(ピンク)が使ってある所がある。 ここを背景にしてみたらどうかと思い写真を撮ってみたら 春の清々しい色の花に意外と合ったようです。 茶花というと、派手な色は使わない、そして香りのする花も避けるイメージ。 伝統…

ミニマルな茶花と世代感。

こんな、流れのある花が好きだ。 一種でも存在感がある。 バイモ(貝母)は茶花によく使われるようです。 花器はピンとくるものを買いますが、なかなか集まらない。 こちらは京焼の花器。 花をやっていても花の名前や育て方は残念ながらそう詳しくない。 生…

ユキヤナギの自由さ

細やかで繊細なユキヤナギ。 でもそれぞれの方向性は違う。 細くしなやかに強くのびのびと生きたいですね。 「愛らしさ」が花言葉。

手習いと目習い

書道でよく、「手習い」「目習い」と言われる。 手習いはその通り、何度も書いて身につける。 手を動かすことで感覚を鍛える。 でも一心不乱に字ばっかり書いていてもダメで、 良いもの、本物を見る目を養うことも必要ということ。 自分の小さな世界から外を…

花の稽古道場

「稽古」っていう言葉を調べると、 芸道に共通して使われる、主に練習を指す言葉である と出てきます。 なるほど、日本の芸道はあんまり練習という言葉が合わない気がする。 私は茶花をやっていますが、 流派に属せずに自分の感覚を養う、という型にはまらな…

大人になってからの学び直し

色々とやってきても自分の道が定まらずにいた過去があって、今がある。 落ち着かずに旅にばかり出ていた過去もありますが、 色んなものを見たり経験したりして近づいてきた書と花。 人生を重ねてきたから、良いと思えるものが分かってきた。 そんな「道」を…