「稽古」っていう言葉を調べると、
芸道に共通して使われる、主に練習を指す言葉である
と出てきます。
なるほど、日本の芸道はあんまり練習という言葉が合わない気がする。
私は茶花をやっていますが、
流派に属せずに自分の感覚を養う、という型にはまらないものを学んでいます。
当然、美しい形というものが存在するので
その中で自然と自分とが向き合い、
どうしたらその花が美しく見えるかを考えないといけない。
花器と花材の調和もあるし、
枝や草花の形や流れもあるので、
その時によって出来栄えが全然変わる。
私が引きずるのは、気持ちで、
その日のマインド(感情)焦りや、落ち着き具合といったものが
モロに花の生け方になって現れる。
書道もそうですね。
まず気持ちが静かでニュートラルな状態でないと、
なかなかうまい具合にはいきません・・
そのための修行であるかもしれないと思いつつ
「道場」で厳しい(?)修行を受けております。