書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

向き不向きの道しるべ

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東京と福岡を往復して数年経ったけれど、どちらも良い。

その度に気持ちが切り替わる。引き締まったり緩んだり。

でも福岡は自然も近く静かな環境で、自己対峙を重ねる良い場所かもしれない。

 

一人静かにいる時が心地良いのですが、教える仕事をしていると悶々とする時もあります。

その子その人の「向き・不向き」と「好きかどうか」。

 

向いていなくても本人がとても楽しんでいる。

素質があって楽しんでいて、さらにチャレンジ精神がある。

上手でもやらされてやっている。

やればできるのに、本人にその気がない。

向いておらずやる気がなくて全然だめ・・

 

人は必然的にやはりカンがいいね、とか向いてるね、など他から言われて、自分もすんなりとこなせることに興味関心がいく。

 

向いてるねと言われて習った習い事が、先生の言葉によって心を傷つけられて、そのもの自体から遠ざかった経験もある私は、先生の存在もとても大事だと思う。

 

先生は「導く人」なのでその子、その人なりの道を作って上げなければならない。

 

その技術だけでなく心も導いてあげられるようにしてあげるのが本来の形だなと思う。