書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

強く、たくましく生きる

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よく見る雑草、セイタカアワダチソウ

田舎に住んでる時は、雑草だらけで草むしりが嫌なぐらいだった。

 

今東京に住むと、道端に生えてる雑草すら貴重な存在。

 

街路樹の良い枝を切って持って帰りたい衝動に駆られて、

何もしてないのにビクビクしながら帰る日。

 

でも雑草も強く美しい顔をしている。

雑草とか雑種とか、"雑"だけど雑な生き方はしていない。

 

条件が悪くてもたくましく育っている。

 

雑草のように、暑い寒いなど言わない健気さはなくなってしまったけど…

 

強く、たくましく、美しく、

自然体でいられることが素敵な生き方なんだろうな、と思う。

 

 

型にはまらず這い上がる

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撃沈から1ヶ月。

syotohana.hatenadiary.com

 

いろんな心の変化があった。

 

そして今日は気持ちを整えて、いつもよりは良い作品ができた。

先生からお褒めの言葉を頂いた。

 

大人になっても褒められるのは嬉しい。

 

否定されるのが嫌なのは、未熟者と、

あと自分が今まで積んだ経験が正しいと思い込んでいるからだと思った。

 

自由に、謙虚に、柔軟に。

 

ある流派のプロであれば、なおさら重んじなければならないけど、

それをあまり望まない私は、「型」はある程度必要なくなってくる。

 

でも美しくなければならない。

 

柔軟性はある方だと思っていたけど、花をいけるとまあ、色々表れる。

表面的に柔軟なだけで、結構型にはまっている自覚はあった。

 

私の心のかたち。

 

今月は自分と向き合い、少し解放的な気持ちになれたので、

割とよい表現ができたかもしれない。

 

でもまだまだ花と書と自分と向き合う旅は続きます。。

 

 

ストイックと燃え尽き症候群

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書の課題と試験のため、長時間の練習を毎日毎日。

 

そして、もともと健康に気を遣ってはいるのですが、体のためと思い、

甘いもの制限とほぼベジタリアン生活をこのところ続けていて、

ストイックな生活が続いたので、ただいま緩んでいるところです。

 

日本の精神、書道や華道のような「道」は緊張感があって空気が張り詰めます。

 

普段はゆるーい感じですが、スイッチが入ると自制心⇄燃え尽き症候群の繰り返しの

過去を送っているなと思い返しました。

 

整然として無機質な日本の佇まいも好きだし、

白黒の世界も好きですが、

 

先日カラフルなお花を買い、

トルコのキリム屋さんに立ち寄ったら、解放。心が解けました。

突き詰めるのも、楽しみも、両方必要ですよね。

 

ブッダが言うまさに「中道」。

 

油断すると緩みすぎるし、

自制しすぎると心身への反動がくる。

 

自分のコントロールがいまだに難しいなー。