書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

瞑想と迷走

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タイツリソウ(鯛釣草)

花の形を鯛に見立てて、釣竿に引っかかっている形に似てることから、こんな名前の由来があるそうです。なんだかカワイイ。

 

書をやっているとき、

花をいけているとき、

気持ちの良い瞑想状態になる。

 

瞑想するぞ、とスタートさせた時と同じような気持ちの良い集中。

 

昔ヨガの先生が言っていた、

「カレーを作ってひたすらゆっくり混ぜていると瞑想状態になるんだよね」と。

 

歩くこと、食べること、掃除をすること、料理すること、など

頑張らずに心地良い状態の集中を作り出すこと。

多分みんな味わったことがあるんじゃないかなと思います。

 

昔、瞑想後にウワッと涙がボロボロ出てきたことがあった。

一生懸命自分と向き合うことをしていた時期。

何か心に鬱積しているものが多いと、感情の開放が起こることがあります。

 

どんな道を歩むべきか、迷ったり

定められた環境をどう進んでいくか、だったり

迷いがあるから拠り所を見つけたり。

 

自分の中に小さな拠り所を見つける。

これをすると安定するよ、ということ。

 

どこかで迷子になった心を

迷いながら自分に戻してあげる。

 

自分の道を心地よく歩んでいきたいですね。

 

 

書くことと願い事。

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毎日暑い日が続きますね。

今日から7月。今年も半分終わり、そして後半が始まる。

 

7月は文月。

 

文月の語源は、七夕で短冊に願い事を書いたり、歌や文字を書き、書道の上達を祈ったりすることに関連しているとも言われています。

 

願い事は書いて貼っておくと明確になったり、

潜在意識にインプットされるようで、良いようです。

 

また、新月の日に願い事を書き、

満月の日に手放すことを書く。

 

植物の成長がゆっくりなように、

願い事もゆっくり叶うのを待つ。

願い事だらけの執着人間にならないように。

 

実は必要のないこと、合わないことを捨てることの方が重要だったりもします。

 

つい色々ためこんだり、頭の整理がつかないとき、書くことで冷静になれたり。

 

きちんと書いても、思いついたら動きたい衝動に駆られる私は、全然別のことを始めてしまったりと願い事が遠回り状態です。。

 

衝動的な行動を抑えられるようにお願いしてみようかな。。

 

 

心の扉

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増上寺の扉。

宝物殿を見たかったのですが、抜けてる私は閉館後に到着して、

「今閉館しましたよー」とのこと。。

 

事前に確認すればよかったと後悔も一瞬、

朱門がとても美しくて思わず撮影。

 

増上寺に行く途中にも、

素敵なオルガンの演奏が聴こえた先に、教会がありました。

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入れたのは隣の教会でしたが、誰もいない教会で、静かにオルガンの音色を座って聴きました。

 

門や扉は、その先の新しい世界を感じます。

神聖な場所は、「結界」とも言われたり、俗世間との線引きを表すようです。

 

心の扉もそうかもしれない。

 

期待通りだったり、期待外れだったり、立ち入って良かったのかな…と思うこと。

 

ある種、自分と他人の線引き。

開いたり、閉じたりする心。

突然パタンと閉まる音。

 

いつでもwelcomeとはいかないけど、

その先に、扉の向こうに入って良かったと思える人に、深い人になれたらいいなと思う。