書と花日記

書道講師の「書」と「花」の表現を歩む日記

自信と、創造力を伸ばす教育

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親から否定されることが多く、

思ったことを言うのもできず、

常に顔色を伺い、

できるだけ感情を出さないようにしていた私の幼少期。

 

できるだけ目立たないよう、

波風が立たないよう、周りに敏感になる。

 

自分で考えたり、

自分で決めることが

いちばん創造力には必要で、

 

それができなくなると、

自信がなくなり、自分を伸ばすことができなくなる。

 

そんなこんなで大人になっても鬱積していた頃、

心理を学んでいた時に、ルドルフ・シュタイナーの思想に共感して、

シュタイナー教育というのがあるのを知りました。

 

一言でいうと個性の尊重を重視した「自由教育」的な教育法。

 

そして今、私が書道で担当する保育園は、

モンテッソーリ教育を基礎においています。

 

こちらは「自己教育力

自分で考え、自ら学ぶ力を養う。自主性、責任感、思いやりを育てると言います。

 

「この通りにしなければならない」という、

一方向に教えられた通りにやることより、

 

間に自分で考える余白を与えることも大切。

 

 

日本文化は、ある程度の「型」が決まっていて

それを根強く残して存続しているものが多く、

 

日本の芸道のように「道」が付くもの、書道、華道、茶道、剣道、などは

型が決まっていて、それが精神的なものにも繋がります。

 

こういった伝統芸能的なものは、自由度や創造性からは離れてしまいそうですが

「型」の中の自分らしさを忘れてはいけないなと思います。

 

まずは型を学び、自分に浸透させ、それから自分の型を作り出す。

 

これも創造の世界ですね。

ただ真似るでなく、自分で考える。

 

型を忘れず、程よく型から離れて自由に。

そして心も解放させる。

 

みんなが楽に楽しめる世界を目指して^ ^

 

 

めでたき、神保町古本めぐり

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先日、書道仲間と神保町の古本屋さん巡りをしました。

 

久々すぎて、しかも興味深い本の山で

テンションが上がり、なりふり構わずワゴンの中を漁ることに…

 

今回は中国の書家の本と、平安かなの本、会津八一さんの本を。

 

題字が「天半朱霞」。

帰って調べたら「てんぱんしゅか」と読み、「めでたいことのきざし」という意味だそう。

 

意味も分からず買って、

意味を知ってからくじ引きに当たったような気分になった単純な私です。

 

熊谷守一さんのでっかい本も欲しかったけど、またの機会に…

 

 

 

 

話すこと、書くこと

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日本文化というより、

学生時代はずっと海外に憧れ、

ホームステイしたり、海外一人旅したりという私でした。

 

外国語も、書道も、ことば。

特に書道の変体仮名は外国語を覚えるようなイメージです。

 

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話すのも好きですが、

一人で書いている時の方が落ち着く私は、

なんとなくタイムスリップしているようで良い時間なのです。

 

話すことで発散する人、

書くこと(描くこと)で発散できる人、

どちらが多いでしょうか…?

 

ウチの母は延々話す人です。。