昔、書道筆はみんな同じだと思っていたけど、
年数を重ねて色んな筆を使うと全然違うことがわかる。
特に「かな」をやっている私は、
繊細な動きを要する小筆はピンと尖った先端が必要。
それを「命毛」と言って、
これがないと役目を果たせない筆の命とも言うような名称ですね。
それでも前日の筆の始末や、
その日の墨の具合や、
自分の力の入り具合や、
その他いろんな条件が重ならないとなかなか納得いく字がかけない。
筆の製造元や、筆の種類によっても微妙に異なるのがまた面白い。
小筆は使っていると消耗がわりと早いので
買い替えも必要です。
たくさんある筆を試しながら、
ぴったりくるものを探すのもまた楽しみのひとつですね。